アクセル・オクセンシェルナAxel Gustafsson Oxenstierna
政治家、宰相[スウェーデン]
1654年 8月28日 死去享年72歳
アクセル・グスタフソン・オクセンシェルナ(Axel Gustafsson Oxenstierna, 1583年6月16日 - 1654年8月28日)伯爵は、スウェーデンの宰相、政治家、軍人。
スウェーデン・ヴァーサ朝のグスタフ2世アドルフとその娘クリスティーナに仕えた名宰相。
三十年戦争を戦い抜き、スウェーデンの官僚制度を整備して大国時代を作り上げた人物。
生涯=
オクセンシェルナは1612年に宰相になった。
1611年に開始されたカルマル戦争終結において重要な役目を果たし(クネレド条約)、名君グスタフ・アドルフと共に戦場を駆けめぐり、重臣として片時も離れる事なく、内政面で主君を支え続けた。
官僚制度と商法及び郵便制度を近代化し、学問の重要性にも着目してウプサラ大学の学長に就任している。
グスタフ・アドルフは軍事的天才であったが、短気で血気盛んな性格で、冷静で慎重なオクセンシェルナの手腕によって事無きを得る事も多かった。
グスタフ・アドルフが軍事的資質を発揮できたのも、オクセンシェルナあってこそだと言える。
この二人の性格をよく表したものとして、「オクセンシェルナよ。
人が皆おまえのように冷静であったら世界は凍り付いてしまうな」「人が皆、陛下のように短気であれば、世界が燃え尽きてしまいます」という会話が伝えられている。
ドイツ(神聖ローマ帝国)で三十年戦争が始まると、スウェーデンはルター派プロテスタントに救いの手を差し伸べて参戦する。
グスタフ ……
アクセル・オクセンシェルナが亡くなってから、370年と82日が経過しました。(135225日)