今尾哲也 氏(いまおてつや)
歌舞伎研究者[日本]
2013年 2月6日 死去肺がん享年83歳
今尾 哲也(いまお てつや、1931年2月17日- 2013年2月6日)は、近世演劇研究者。
人物=
旧関東州大連出身。
1953年同志社大学文学部英文科卒、1960年早稲田大学大学院演劇学専攻博士課程単位取得満期退学。
杉野女子大学教授、玉川大学教授。
1997年名誉教授、武蔵野女子大学教授、2001年退職。
1947年より6代目坂東簑助(8代目坂東三津五郎)に師事して歌舞伎を学ぶ。
はじめ広く劇評を手がけ、のち歌舞伎研究に専念、民俗学的な手法を用いた。
1971年『変身の思想』で河竹賞受賞。
1993年『役者論語評註』で芸術選奨文部大臣賞受賞。
1999年「元禄歌舞伎の研究-ヤツシ・ヤツシ事を中心に」で早大文学博士。
2013年2月6日に肺がんのため死去。
著書=
『変身の思想 日本演劇における演技の論理』法政大学出版局 1970
『ほかひびとの末裔』飛鳥書房 1974
『歌舞伎をみる人のために』玉川大学出版部 1979
『吉良の首 忠臣蔵とイマジネーション』平凡社 1987
『歌舞伎の歴史』岩波新書 2000
『歌舞伎の根元』勉誠出版 2001
『河竹黙阿弥』ミネルヴァ書房(日本評伝選)2009
『歌舞伎<通説>の検証』法政大学出版局、2010
編纂・校注など=
『囃子 十一世田中伝左衛門聞書』玉川大学出版部 1983
河竹黙阿弥『三人吉三廓初買』新潮日本古典集成 1984
『役者論語評註』玉川大学出版部 1992
今尾哲也さんが亡くなってから、11年と288日が経ちました。(4306日)