ボリス・ストルガツキー 氏Boris Strugatsky
SF作家[ロシア]
2012年 11月19日 死去享年80歳
ストルガツキー兄弟(Бра́тья Струга́цкие)は、ソビエト時代のロシアのSF作家兄弟。
兄アルカジイ(アーカディ)(1925年8月28日 - 1991年10月12日)と、弟ボリス(1933年4月14日 - 2012年11月19日)の兄弟で共作。
概要=
ロシアでは「アルカジイ&ボリス・ストルガツキー」の頭文字 "ABS" から "Абээ́сы"(アベエスィ、アビーシイ)とも呼ばれる。
ロシアで最も有名なSF作家であり、ファンも多い。
初期の作品にはイワン・エフレーモフの影響が見られる。
最も有名な作品 Пикник на обочине は英訳版が Roadside Picnic の題名で1977年に出版され、『ストーカー』と題してアンドレイ・タルコフスキーが映画化した。
全体主義社会の元で育った彼らの作品には、反体制的な風刺に満ちあふれた作品が多く、ロシア国内で発禁処分となった作品も少なくない。
ペレストロイカ後も情熱的な活動を続けた。
アルカジイ=
兄アルカジイは1925年、バトゥミで生まれた。
父は芸術評論家、母は教師だった。
一家は後にレニングラードに引っ越している。
レニングラード包囲戦のさなか、アルカジイと父は包囲された街から脱出したが、父はヴォログダに到着する前に亡くなり、アルカジイだけが生き残った。
後にソ連軍に徴兵され、アクトベの砲術学校で訓練を受け、さらにモスクワの外国語研究所で学び、1949年には英語と日本語の通訳となった。
その後、軍で教師兼通訳として1955年まで勤務。
……
ボリス・ストルガツキーさんが亡くなってから、12年と2日が経ちました。(4385日)