巽和夫 氏(たつみかずお)
建築学者[日本]
2012年 11月6日 死去享年84歳
巽 和夫(たつみ かずお、1929年(昭和4年)10月31日 - 2012年(平成24年)11月6日)は、日本の建築学者。
専門は建築社会システム、特に建築生産論やハウジング論。
京都大学名誉教授、福山大学名誉教授。
巽和夫建築研究所代表取締役。
来歴=
1929年10月、京都府京都市に生まれる。
1953年に京都大学工学部建築学科(西山夘三研究室)を卒業し、1962年には同大学院工学研究科博士課程を修了。
工学博士。
この間、京都大学工学部助手や建設省建築研究所研究員を務める。
1966年より京都大学工学部に助教授として奉職し、1968年には教授に昇任する。
大学着任後、建築における生産性や資源問題に着目して「ハウジング論」という研究領域を開拓し、多くの研究者との共同研究により「高層集合住宅研究」、「都市型ハウジングシステム研究」などを推進。
また「二段階供給方式」による集合住宅などの実験的プロジェクトを指導し、建築ストックの運営管理に関する研究として「団地マネジメント」などを展開する。
1993年3月に京都大学を停年により退官。
これを記念して同年5月には『軌跡:巽和夫先生業績目録』が出版された(
巽和夫さんが亡くなってから、12年と15日が経ちました。(4398日)