ハンス・ヴェルナー・ヘンツェ 氏Hans Werner Henze
現代音楽作曲家[ドイツ]
2012年 10月27日 死去享年87歳
ハンス・ヴェルナー・ヘンツェ(Hans Werner Henze, 1926年7月1日 - 2012年10月27日)は、ドイツの作曲家。
経歴と作風=
1926年、現在のノルトライン=ヴェストファーレン州ギュータースローで生まれた。
12歳から作曲を始めた。
ハイデルベルクの音楽大学で教会音楽を勉強する前からオペラ劇場で伴奏ピアニストを勤める。
交響曲第1番で頭角を現し、シュトックハウゼンと並んでドイツでもっとも才能のある若手に列される。
以後、多数の芸術賞や音楽賞・名誉博士号などを取得してきた。
一時はケルン音楽大学で客員教授として現代音楽劇なども教えていた。
ヘンツェは同性愛者であり、また、ノーノと同じく左翼思想の影響を強く受けている。
新左翼の活動に接近した時期もあるため、政治的な音楽も作品リストにある。
1953年に同性愛に対して不寛容であったドイツから中央イタリアのモンテプルチャーノへ移住している。
初期には十二音技法などを使った作品があるが、後に伝統的な様式と革新的な様式を折衷し、作品は無調であるが古典的なメロディー、リズム・オスティナートなどが常に見られる。
10曲の交響曲の他、「イギリスの猫」や「若い恋人たちへのエレジー」、「バッカスの巫女」など数多くのオペラ作品を作曲している。
作品はその他協奏曲や合唱曲・吹奏楽など規模の大きい編成のものが多く小編成の室内楽は少ない。
高齢のためオペラの創作は引退する予定だったが、 ……
ハンス・ヴェルナー・ヘンツェさんが亡くなってから、12年と25日が経ちました。(4408日)