花村えい子 氏(はなむらえいこ)
漫画家[日本]
2020年 12月3日 死去多臓器不全享年92歳
花村 えい子(はなむら えいこ、1929年11月9日 - 2020年12月3日)は、日本の漫画家・アーティスト。
社団法人日本漫画家協会理事、東京工芸大学芸術学部客員教授、フランス国民美術協会(ソシエテ・ナショナル・デ・ボザール)の会員。
レディースコミックの先駆者で、ミステリのコミカライズも多く手がける。
埼玉県川越市出身。
経歴・人物=
埼玉県川越市で「相模屋庄兵衛」の名で代々続く商家に生まれる。
父は花村の祖母が営む相模屋への婿だったが、花村が生まれた後、離婚。
母は不在がちで、祖母に育てられた印象が強いと花村は回想している。
川越高等女学校に通い、終戦を迎える。
その間際に祖母を亡くす。
中原淳一に憧れ、女子美術大学へ入学、中退。
演劇に傾倒して出会った英司と家を出、後に結婚する。
漫画家としてデビューしたのは1959年。
夫とともに移った大阪で、貸本屋の主人で漫画家の藤原利彦の「描きなはれ」の一言で、貸本漫画『虹』に『紫の妖精』を寄稿したのがきっかけ。
この時から、夫の芸名「花村えいじ」を元にしたペンネーム「花村えい子」を使っている。
『週刊マーガレット』で連載した『霧のなかの少女』(1966年)で少女たちだけでなく親の恋愛を描き、反響を呼ぶ。
同作は『家庭の秘密』と改題して1975年にTBSでドラマ化された。
1978年~1980年には『花影の女』を『女性セブン』で連載。
この作品は自らの母・祖母らをモデルにし ……
花村えい子さんが亡くなってから、3年と353日が経ちました。(1449日)