八田木枯 氏(はったこがらし)
俳人[日本]
2012年 3月19日 死去間質性肺炎享年88歳
八田 木枯(はった こがらし、1925年1月1日 - 2012年3月19日)は、日本の俳人。
本名は日刈(ひかる、生誕時は光)。
人物=
三重県津市に出生。
実家は材木商。
10代から「ホトトギス」に投句し、1941年より長谷川素逝に師事。
のち橋本鶏二に師事。
戦後、貸本業や実家の材木商を営みながら、1945年に句誌「ウキグサ」を主宰。
1947年より山口誓子の「天狼」に投句して注目されるが、1957年より20年間、稼業に専念するため句作を中断する。
1977年より句作を再開し、うさみとしおとの二人誌「晩紅」を発行。
1987年「雷魚」創刊同人。
句作再開後は「天狼」時代と打って変わり、虚実皮膜とも言われる玄妙な句を作った。
2005年、現代俳句協会賞を受賞。
2011年、句集『鏡騒(かがみざい)』により小野市詩歌文学賞受賞。
同年「晩紅」を休刊し、木枯を囲む同人誌「鏡」が寺澤一雄により創刊。
2012年、間質性肺炎により87歳で死去。
句集=
『汗馬楽鈔』深夜叢書社、1988年9月
『於母影帖』[要文献特定詳細情報]
『あらくれし日月の鈔』富士見書房、1995年1月月
『天袋』[要文献特定詳細情報]
『夜さり』角川書店、2004年9月
『鏡騒』ふらんす堂、2010年9月
八田 木枯氏(はった・こがらし、本名光=ひかる=俳人)19日午後0時55分、間質性肺炎のため東京都新宿区の自宅で死去、87歳。津市出身。葬儀は近親者で済ませた。喪主は長女夕刈(ゆかり)さん。 77年に俳誌「晩紅」を創刊。05年、現代俳句協会賞受賞。
八田木枯さんが亡くなってから、12年と247日が経ちました。(4630日)