八木敏雄 氏(やぎとしお)
英文学者[日本]
(成城大学名誉教授)
2012年 2月22日 死去心筋梗塞享年83歳
八木 敏雄(やぎ としお、1930年7月8日 - 2012年2月22日)は、日本のアメリカ文学者、翻訳家。
成城大学名誉教授。
人物=
福井県敦賀市出身。
10歳ころ、天津日本芙蓉小学校に編入、天津日本中学校在学中に敗戦を迎え、1946年帰国、福井県立福井中学校に編入。
学制改革により福井県立藤島高等学校卒、1953年東京外国語大学英米語学科卒業後に母校の藤島高等学校教諭を務め、1956年成城学園高等学校教諭。
1969年より成城大学に勤務し、のち教授。
2001年停年退職し名誉教授。
2010年瑞宝中綬章受章。
エドガー・アラン・ポー、ハーマン・メルヴィルを専門とし、多数の著書、翻訳を刊行。
2012年2月22日に心筋梗塞で死去。
81歳歿。
長男の八木道雄は成城学園中学校高等学校教諭。
著書=
『破壊と創造 エドガー・アラン・ポオ論』(南雲堂) 1968
『ポー グロテスクとアラベスク』(冬樹社) 1978
『『白鯨』解体』(研究社出版) 1986
『アメリカン・ゴシックの水脈』(研究社出版) 1992
『マニエリスムのアメリカ』(南雲堂) 2011
編著=
『アメリカの文学』(志村正雄共著、南雲堂) 1983
『アメリカ! 幻想と現実』(編、研究社) 2001
『エドガ-・アラン・ポーの世紀 - 生誕200周年記念必携』(巽孝之共編、研究社) 2009
翻訳=
『ポオ 黄金虫、黒猫ほか / ホーソン 緋文字』(講談社、世界文学全集14) 1969
「モルグ街の殺人」「黄金虫」「盗まれた手紙」「ライジーア」「あまのじゃく」「アモンテ ……
八木敏雄さんが亡くなってから、12年と273日が経ちました。(4656日)