ヴィスワヴァ・シンボルスカ 氏
詩人、随筆家、翻訳家[ポーランド]
(ノーベル文学賞受賞)
2012年 2月1日 死去肺がん享年88歳
ヴィスワヴァ・シンボルスカ(ポーランド語: Maria Wisława Anna Szymborska, 1923年7月2日 - 2012年2月1日)は、ポーランドの詩人、随筆家、翻訳家。
1996年のノーベル文学賞他様々な賞を受賞。
亡くなるまで、彼女は存命中の最も偉大なポーランドの詩人だと考えられていた。
スウェーデン・アカデミーのノーベル委員会はシンボルスカを、「詩歌のモーツァルト」、「言葉のエレガンスとベートーヴェンの激情とを調和させつつ、深刻な主題にユーモアをもって取り組む女性」と評している。
概要=
シンボルスカの詩はその知的な自己反省、はっきりとした哲学的な文章の根底の意味、スタイル、的確な言葉の選び方によって評価されている。
シンボルスカはよく特定の強調のために皮肉、パラドックス、矛盾、控えめな話し方またはユーモラスな距離を用いる。
彼女の詩はよく倫理移入の問題へ触れ、人間社会の一部としてだけでなく個としての人について考える。
彼女は決して特定の流行や詩の流派と一緒になることはなかった。
作品の数は比較的少なく、発表された詩は250に満たない。
人としては彼女は内気の一歩手前まで控えめであるとしばしば言われる。
また、シンボルスカはフランスの文学作品、特にバロック時代の詩とアグリッパ・ドービニェの翻訳も行なった。
ポーランドで彼女の本は著名な散文の著者の作品に匹敵する売行きを見せているが、Niektorzy lubią poezje(「多少は詩を好む」) ……
ヴィスワヴァ・シンボルスカさんが亡くなってから、12年と294日が経ちました。(4677日)