福島慶道 氏(ふくしまけいどう)
僧侶、臨済宗東福寺派管長[日本]
2011年 3月1日 死去多系統萎縮症享年79歳
福島 慶道(ふくしま けいどう、1933年〈昭和8年〉3月1日 - 2011年〈平成23年〉3月1日)は、昭和から平成にかけての臨済宗の禅僧。
俗姓は福島。
法諱は元照、道号は慶道。
室号は更幽軒。
管長としての室号は無價室。
現在の兵庫県神戸市中央区の出身。
臨済宗東福寺派管長(1992年 - 2011年)
生涯=
出生から姉と祖母の死=
1933年(昭和8年)、現在の兵庫県神戸市に生まれる。
1944年(昭和19年)、小学6年生の時に空襲を避け、神戸市内から集団学童疎開で、岡山県総社市にある東福寺派の宝福寺へ行き、そこで最初の師匠である岡田熙道に会う。
その後神戸市に戻り、焼け野原になっていた神戸で、親代わりをしていてくれた祖母と一緒に暮らす。
祖母は女学校を卒業し、厳格で教育熱心だった。
1945年(昭和20年)6月5日の神戸大空襲で生家は焼失する。
3歳年上の姉は病気の身体で無理をして空襲から逃げたのがたたり、病死した。
慶道は当時12歳で、旧制中学に進学したばかりだったが戦災で休校となり、疎開した熙道のいる宝福寺にいたので、姉の死に目に会えなかった。
姉の死から1年後、1946年(昭和21年)4月3日には祖母を亡くした。
当時流行していた発疹チフスに祖母と慶道が同時に感染し、二つ並んだ蒲団で医者の診察を受けている時、祖母は急に亡くなってしまった。
得度から大谷大学大学院修了まで=
中学の漢文で習った「一子出家すれば九族天に生ず」という一句を思い起こし ……
福島慶道さんが亡くなってから、13年と266日が経ちました。(5014日)