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奥山かずお 氏

作家[日本]

2010年 4月4日 死去肺がん享年70歳

奥山 かずお(おくやま かずお、1939年11月11日 - 2010年4月4日)は、日本の児童文学作家。
本名は奥山 一夫。
日本児童文芸家協会会員であった。
1979年(昭和54年)に『木の上の少年』で講談社児童文学新人賞佳作を、2000年(平成12年)に『のどしろの海』で小川未明文学賞大賞を受賞した。
経歴= 1939年(昭和14年)、樺太で生まれる。
その後旭川市で育つ。
幼少期に読んだ『ロビンソン・クルーソー』に感化され、児童文学作家を志す。
海が好きであったことから、海辺の町である根室市に転居する。
若いころから創作活動を行い、北方領土の歌などの作詞を手掛けていた。
1979年(昭和54年)には児童文学の登竜門とされる講談社児童文学新人賞の佳作を『木の上の少年』で受賞した。
1981年(昭和56年)には北海道放送(HBC)制作のテレビドラマ『鮭を待つ少年』の原作を執筆した。
これ以降、執筆構想は持ちながらも筆が進まない日々が続く。
当時を振り返り、奥山本人は「当時の作品が評価され、うぬぼれて思うように書けなかった」と述べている。
ある時、奥山は北方領土の勇猛なトドの写真を目にし、長年の構想をわずか約10日で一気に物語として書き上げた。
こうして完成したのが『のどしろの海』である。
2000年(平成12年)10月、61歳で『のどしろの海』が小川未明文学賞の大賞を受賞する。
当時創作活動の傍ら、北方四島交流センターで警備員として勤務していた。
2003 ……

奥山かずおさんが亡くなってから、14年と231日が経ちました。(5345日)

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