雨宮昭一 氏(あめみやしょういち)
歴史学者[日本]
(獨協大学名誉教授・近現代日本政治史)
2025年 11月8日 死去肺腺がん享年82歳
雨宮 昭一(あめみや しょういち、1944年 - 2025年11月8日)は、日本の歴史学者・政治学者。
近現代日本政治史を専攻。
法学博士。
獨協大学・茨城大学名誉教授。
1920年代から1940年代にかけて存在した四つの政治潮流(国防国家派・社会国民主義派・自由主義派・反動派)が、総力戦体制や戦後体制の形成を左右したとの論を展開している。
略歴=
山梨県出身。
1973年、東京大学大学院法学政治学研究科博士課程修了。
林茂に師事。
茨城大学教養部助教授、同人文学部教授となる。
この間、ハーバード大学客員研究員(1994年 - 1995年)、茨城大学地域総合研究所所長(1999年 - 2003年)を歴任した。
2004年、茨城大学学長選の候補者となるが落選。
2005年から獨協大学法学部総合政策学科教授、2007年からは獨協大学地域総合研究所所長を兼任。
2025年11月8日、肺腺がんのため東京都武蔵野市の病院で死去。
81歳没。
『山梨県史』編纂事業では近現代部会の専門委員を務める。
著書=
単著=
『戦時戦後体制論』(岩波書店、1997年)
『近代日本の戦争指導』(吉川弘文館、1997年)オンデマンド版 2024年 ISBN 9784642736664
『総力戦体制と地域自治――既成勢力の自己革新と市町村の政治』(青木書店、1999年)
『シリーズ日本近現代史(7)占領と改革』(岩波書店[岩波新書]、2008年)
共著=
(藤原彰)『現代史と「国家秘密法」』(未來社、1985年)
雨宮昭一さんが亡くなってから、5日が経ちました。