土屋邦雄 氏(つちやくにお)
ビオラ奏者[日本]
2023年 8月20日 死去食道がん享年91歳
土屋 邦雄(つちや くにお、1933年9月3日 - 2023年8月20日)は、日本のヴィオラ奏者、指揮者。
妻はピアニストの元井美幸。
略歴=
東京府生まれ。
東京都立武蔵丘高等学校卒業。
東京藝術大学でヴィオラを学ぶ。
他に打楽器を今村征男、指揮法を渡辺暁雄、管弦楽法を池内友次郎に師事。
大学卒業と同時に東京芸術大学付属高校で教鞭をとる。
またNHK交響楽団に首席候補として入団。
1956年、ドイツ・ヴィオラ界の第一人者ウルリヒ・コッホと、作曲家のパウル・ヒンデミットと知り合いドイツ行きを勧められ渡独。
フライブルクの音楽学校でコッホに師事。
1959年1月20日、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団の試験を受け合格、以後ベルリン・フィルのメンバーとなる。
また、ベルリン・バロック・オーケストラの首席奏者、ソリスト、ベルリン・フィル八重奏団等で活躍。
ドイツでは小澤征爾、岩城宏之、天沼裕子といった日本人指揮者とも親交を深める。
2001年7月1日、ベルリン・フィルで最後の演奏会に出演し、退団。
本拠をベルリンに置きながら、日本で指揮を含めた音楽活動を展開した。
2023年8月20日、食道がんのためベルリンで死去。
89歳没。
土屋邦雄さんが亡くなってから、1年と117日が経ちました。(482日)