入船亭扇海 氏(いりふねていせんかい)
落語家[日本]
2025年 2月15日 死去膵臓がん享年74歳
入船亭 扇海(いりふねてい せんかい、1952年〈昭和27年〉3月22日 - 2025年〈令和7年〉2月15日)は、落語家。
本名∶関川 博之。
落語協会会員。
出囃子は『乗合船』。
東京都足立区出身。
経歴=
東京都立江北高等学校を卒業後ミュージシャンを志し、ベーシストとしてビッグバンドに所属。
海外渡航後に落語に触れたことで落語家の道に入る。
1976年に九代目入船亭扇橋に入門。
翌々年前座となる。
前座名は扇たく。
1981年、古今亭菊枝と共に二ツ目昇進。
扇海となる。
1993年に古今亭菊寿、柳家喜多八、三遊亭若圓歌、三代目入船亭扇蔵、四代目柳亭市馬、柳家さん生、柳家はん治、全亭武笙、桂ひな太郎と共に真打昇進。
父親の生まれた千葉県勝浦市に移住。
自宅周辺を落語とジャズの楽しめるライブハウスに改装した(自身の病気療養のため、一度転居・移転している)。
また、同市にて年に数回開催される「勝浦落語会」をプロデュースしている。
58歳の時、ステージ4の膵臓がんで余命半年と診断された。
3度にわたる手術で膵臓、肝臓の一部、十二指腸の全部を切除しているほか、開腹手術に備え、心臓の冠動脈の手術とカテーテル治療も行っている。
以降も抗がん剤や重粒子線治療なども行い、地元での落語会と並行して通院していたという。
2025年2月15日0時、膵臓がんのため東京都の病院で死去した。
72歳没。
寄席最後の出演は2007年12月9日の黒門亭(上野の落語 ……
入船亭扇海さんが亡くなってから、44日が経ちました。