植村泰一 氏(うえむらやすかず)
フルート奏者、指揮者[日本]
2022年 5月16日 死去享年89歳
植村 泰一(うえむら やすかず、1934年3月24日 - 2022年5月16日)は、日本のフルート奏者・指導者。
元日本フルート協会副会長・東京音楽大学学長。
人物=
父は東宝の前身の一つP.C.L.映画製作所の創立者の一人植村泰二、伯父は第3代経済団体連合会会長を務めた植村甲午郎。
祖父はオリエンタル写真工業会長などを務めた植村澄三郎。
来歴=
フルートを川崎優、ガストン・クリューネル、オーレル・ニコレに、作曲を清瀬保二に師事した。
東京音楽大学にて学長及び理事長を務めた。
門下生には著名なフルーティストも多い。
また各種コンクールの審査員も務めた。
年譜=
1954年、東京芸術大学別科卒業、1957年、慶應義塾大学文学部卒業。
1959年、第1回リサイタルを行いNHK交響楽団へ入団。
1964年から1966年まで、パリ音楽院、フライブルク大学へ留学。
1990年、NHK交響楽団を定年退職。
退団後、東京音楽大学教授に就任。
1993年 東京音楽大学学長に就任。
2001年 東京音楽大学理事長を務め、2006年退職。
2022年5月16日、誤嚥性肺炎のため死去。
悪魔が来りて笛を吹く=
横溝正史のミステリ小説『悪魔が来りて笛を吹く』にフルート曲が登場するのは、横溝が隣家の植村の練習を聴いて着想したものである。
その後、この作品が1979年に映画化された際、テーマ曲「黄金のフルート」を吹いたのもまた植村だった。
著書=
単著=
吉田雅夫『フルートと私 対談 植村泰一』シンフォニア( ……
植村泰一さんが亡くなってから、2年と189日が経ちました。(920日)