アレクサンドル・ヴスティン 氏Alexander Vustin
作曲家[ロシア]
2020年 4月19日 死去享年78歳
アレクサーンドル・クジミーチ・ヴースチン(ロシア語: Алекса́ндр Кузьми́ч Ву́стин / Alexander Kuzmich Vustin, 1943年4月24日 モスクワ - 2020年4月19日)は、
旧ソ連邦およびロシアの作曲家。
日本では、「ウスティン」と紹介されることが多い。
略歴=
最初は地方の音楽大学でグリゴリー・フリートに作曲を師事するが、後にモスクワ音楽院でヴラジーミル・フェレーに師事して1969年に修了した。
1969年から1974年にかけてソ連ラジオ局の音楽部長を務め、1974年からはモスクワの楽譜出版社ソヴェツキー・コンポジトル(Совецкий Композитор)に編集者として勤務した。
夫人のマリナ・イェリャノヴァもモスクワ放送局の音楽部長である。
息子ユーリは合唱団「アンサンブル・マドリガル」の団員で、即興演奏家としても活動している。
ヴスティン作品の録音にユーリが起用されて即興演奏を行うこともある。
テルミンのプロ奏者でもある。
作風=
作曲家としての活動は1963年に遡る。
しかしながら当人は、1972年以降の作品のみを承認しており、それ以前のものは認めていない。
ヴスティンの音楽語法は、楽曲のテクスチュアの際立った組織化が特徴的である。
ヴスティンも十二音技法を用いはするが、独自の方法によっている。
最初の重要な作品は1970年代半ばに作曲されている。
木管楽器と金管楽器、打楽器のために作曲され、恩師グリゴリー・フリートに献呈された8分ほど ……
アレクサンドル・ヴスティンさんが亡くなってから、4年と216日が経ちました。(1677日)