室田武 氏(むろたたけし)
経済学者[日本]
(同志社大学名誉教授)
2019年 5月8日 死去享年77歳
室田 武(むろた たけし、1943年10月8日 - 2019年5月8日)は、日本の経済学者・エコロジスト。
同志社大学名誉教授。
一橋大学教授・同志社大学教授を歴任。
専門は理論経済学。
はじめエントロピー理論を研究し、栗本慎一郎に称賛されたが、その後反原発運動に加わり、エコロジストとして活動し、コモンズ理論を唱えていた。
来歴=
1943年 群馬県高崎市生まれ
1962年 栃木県立足利高等学校卒
1967年 京都大学理学部物理学科卒
1969年 大阪大学大学院経済学研究科修士課程修了
1973年 イリノイ大学経済学部専任講師
1975年 國學院大學経済学部専任講師
1976年 ミネソタ大学経済学博士号(Ph.D.)取得
1978年 一橋大学経済学部助教授
1987年 一橋大学経済学部教授
1996年 同志社大学大学院経済学研究科教授
2014年 同志社大学名誉教授
2019年 食道がんのため死去
著書=
単著=
『エネルギーとエントロピーの経済学:石油文明からの飛躍』(東洋経済新報社、1979年)
『原子力の経済学:くらしと水土を考える』(日本評論社、1981年/新版・1986年)
『水土の経済学:くらしを見つめる共生の思想』(紀伊国屋書店、1982年、のち福武文庫・1991年)
『水車の四季』(河野裕昭写真、日本評論社、1983年)
『君は、エントロピーを見たか?:地球生命の経済学』(創拓社、1983年、のち朝日文庫・1991年)
『雑木林の経済学』(樹心社、1985年)
『技術のエントロピー:水車からの発想-自然エネルギーだけが人類を救う』(PHP研究所、1985年) ……
室田武さんが亡くなってから、5年と198日が経ちました。(2024日)