ルディ・ヴァン・ゲルダー 氏Rudy Van Gelder
レコーディングエンジニア[アメリカ]
2016年 8月25日 死去享年93歳
ルディ・ヴァン・ゲルダー(Rudy Van Gelder, 1924年11月2日 - 2016年8月25日)は、ジャズの分野の録音を中心に活躍していたレコーディング・エンジニアである。
本名はルドルフ・ヴァン・ゲルダー(Rudolph Van Gelder)。
概説=
ヴァン・ゲルダーは一般に音楽史上で最も重要なレコーディングエンジニアの一人と考えられており、古典的名盤といわれるものも含め、数百のセッションを録音したジャズ史の影の伝説的人物である。
現在一般的に考えられている「ジャズの音」を作ったパイオニアであり、歴史に残る数々の録音を残してきたその功績から2009年にNEA Jazz Masterを授与されている。
彼はジャズのレコーディングに今までになかったような明晰さを持ち込み、トランペッターのマイルス・デイヴィス、ピアニストのセロニアス・モンク、サックス奏者のウェイン・ショーターやジョン・コルトレーンといったジャズ界の偉人の作品を多く録音した。
ゲルダーは多くのレコード会社と仕事をしたが、特にブルーノートと深い関係を持っていた。
ヴァン・ゲルダーの録音手法は、多くの場合、温かさと存在感のある音の仕上げを賛美されているが、この評価は全面的に共有されているわけではない。
特に評論家は、ピアノの音が細く隠れがちなものになってしまうことに不満を表明している。
評論家のリチャード・コックは、ヴァン・ゲルダーのピアノの録音手法は、しばしばピアニストの演奏と同じくらい独特の ……
ルディ・ヴァン・ゲルダーさんが亡くなってから、8年と88日が経ちました。(3010日)