三角洋一 氏(みすみよういち)
東京大学名誉教授・日本古典文学[日本]
2016年 5月4日 死去間質性肺炎享年69歳
三角 洋一(みすみ よういち、1948年1月1日 - 2016年5月4日)は、日本の国文学者。
東京大学名誉教授。
大正大学特命教授。
『とはずがたり』など王朝女流文学を中心に、平安から鎌倉にかけての物語文学を研究した。
岩手県生まれ。
略歴=
1966年、都立日比谷高校卒業、1970年、東京大学文学部国語国文学専修卒業、1972年、東京大学大学院修士課程修了。
1973年、同大学大学院博士課程中途退学、高知大学文理学部助手。
1975年、同講師。
1979年、白百合女子大学文学部講師、1980年同助教授。
1984年、東京大学教養学部助教授。
1992年、同教授。
2004年、東京大学大学院総合文化研究科比較文学比較文化コース主任(- 2009年)。
2012年、「宇治十帖と仏教」で東京大学より文学博士の学位を取得、同年定年退職、名誉教授。
2013年、大正大学特命教授。
受賞歴=
1983年 - 日本古典文学会賞受賞
著書=
『とはずがたり 古典講読』(岩波書店「岩波セミナーブックス」、1992、新装版2014)
『物語の変貌』(若草書房、1996)
『源氏物語と天台浄土教』(若草書房、1996)
『王朝物語の展開』(若草書房、2000)
『宇治十帖と仏教』(若草書房 中古文学研究叢書 2011)
『中世文学の達成 和漢混淆文の成立を中心に』(若草書房 中古文学研究叢書 2017)
編著・共著=
『蜻蛉日記・更級日記・和泉式部日記』津島佑子共編著(新潮社、1991)
『歌ことばの歴史』小町谷照彦共編(笠間書院、1998)
『日本の散文 古典編 ……
三角洋一さんが亡くなってから、8年と201日が経ちました。(3123日)