中谷千代子 氏(なかたにちよこ)
画家、絵本作家[日本]
1981年 12月26日 死去享年52歳
中谷 千代子(なかたに ちよこ、1930年1月16日 - 1981年12月26日)は、日本の画家、絵本作家。
来歴・人物=
1930年1月16日、東京府生まれ。
東京府立第十一高等女学校(現東京都立桜町高等学校)卒業後、東京美術学校(現・東京芸術大学)油絵科に進学。
美術学校在学中は梅原龍三郎に師事した。
後に詩人として活躍する岸田衿子は同級生で、親友となった。
美術学校卒業後、先輩だった中谷貞彦と結婚。
在学中から子どもに絵を教える中で、子どもの絵の表現から学んでいたが、1957年ごろから絵本の仕事に興味を持つ。
岸田に誘われて、福音館書店の編集長松居直を訪ね、絵本を作ることになる。
最初の作品は『ジオジオのかんむり』(「こどものとも」52号(1960年7月号))で、主人公のライオンのジオジオを描くために動物園でイメージに合うライオンを探し、原画は7回描きなおした。
ペン画に油絵具を使用している。
1962年の『かばくん』(「こどものとも」78号(1962年9月号))は、動物園のカバの一日を描いた作品である。
岸田がレコード用に書いていた動物の歌の中にカバの詩があり、松居の後押しでカバに決まった。
1963年に1年間、夫と滞仏し、絵本を研究する。
その後も絵本を発表。
自ら文章を書いた絵本としては『たろうといるか』(1969年)や甥を主人公にした「けんちゃんえほん」シリーズなどがあり、絵と共訳を担当した作品に『ラオのぼうけん』(ルネ・ギヨ文)( ……
中谷千代子が亡くなってから、42年と330日が経過しました。(15671日)