鷲見康夫 氏(すみやすお)
抽象画家[日本]
2015年 10月12日 死去肺炎享年91歳
鷲見 康夫(すみ やすお、1925年4月11日 - 2015年10月12日)は、日本の抽象画家。
経歴=
1925年(大正14年)、大阪府に生まれる。
7歳のときに彦根に引っ越す。
関西大学専門部経済科(旧制)、および立命館大学専門部経済科(旧制)を卒業後、大阪市立高等学校・中学校で美術と英語、社会科の教師となる。
建設省建設大学校(建設美学)、大同工業大学(造形・意匠)、宝塚造形芸術大学、名古屋芸術大学(現代美術)、関西大学(絵画)などでも講師を務めた。
1954年(昭和29)、中学の同僚の嶋本昭三の勧めにより第7回芦屋市展に作品を出典する。
この時に吉原治良と知り合い、その後吉原に絵画を習うようになる。
1955年(昭和30年)に具体美術協会に加入した。
「具体」では第1回(1955年)から最後となる第21回(1968年)まで、全ての具体美術展に出品している。
1972年(昭和47年)の「具体」解散まで鷲見は「具体」に所属した。
1975年(昭和50年)に立ち上げられた「アーティスト・ユニオン」(AU)にも参加した。
2000年(平成12年)、初の自著となる『やけくそ・ふまじめ・ちゃらんぽらん』を出版。
この本は美術教師時代の経験や結核の闘病生活、ヴェネチアビエンナーレの思い出などについて書かれたもので、文芸社より発売された。
絵筆の代わりにそろばんを好んで使用し、国際的に活躍する前衛的な画家として知られた。
2015年10月12日、肺炎のため死去。
作品収蔵先=
パリ・ ……
鷲見康夫さんが亡くなってから、9年と41日が経ちました。(3328日)