フェルナンド・デル・パソ 氏Fernando del Paso
作家、詩人[メキシコ]
2018年 11月14日 死去享年84歳
フェルナンド・デル・パソ・モランテ(Fernando del Paso Morante( audio[ヘルプ/ファイル] audio[ヘルプ/ファイル])、1935年4月1日 - 2018年11月14日)はメキシコ出身の作家、外交官、画家である。
代表作として、『ホセ・トリゴ (José Trigo)』(1966年)、『メキシコのパリヌールス(Palinuro de México)』(1977年)、『帝国の動向(Noticias del Imperio)』(1987年)などの長編小説が挙げられる。
1982年にはベネズエラの文学賞であるロムロ・ガジェゴス賞を、そして2015年にはスペイン語圏の最も権威ある文学賞の一つであるセルバンテス賞を受賞した。
生い立ち=
1935年4月1日に、メキシコシティのローマ地区で生まれた。
幼少のころから絵を描くことと読書に没頭する。
名門校のサン・イルデフォンソ学院で学び、そこで、将来妻となるソコロ・ゴルディージョに出会う。
メキシコ国立自治大学(UNAM)の医学部に入学するが、血や内臓を見ることに耐えられず経済学部へ転部、しかし2年後に今度は文学部へと移ることになる。
1955年から様々な広告代理店に広告文を寄稿するライターとして働き始めると同時に詩作を開始する。
1958年にはデル・パソ初の著作『日々のソネット(Sonetos de lo diario)』が出版される。
1965年にはメキシコ作家センターの創作支援奨学金を得て、翌66年に初の小説『ホセ・トリゴ(José Trigo)』を出版。
ジェイムズ・ジョイスの影響がみられるその文体は洗練されつつも言語的・技法的実験に富む作品で ……
フェルナンド・デル・パソさんが亡くなってから、6年と7日が経ちました。(2199日)