横山泰三 氏(よこやまたいぞう)
漫画家[日本]
2007年 6月10日 死去肺炎享年91歳
横山 泰三(よこやま たいぞう、1917年(大正6年)2月28日 - 2007年(平成19年)6月10日)は、日本の漫画家。
昭和後期から平成初期にかけて活動した。
毎日新聞夕刊および週刊新潮に連載された『プーサン』、朝日新聞朝刊に連載された1コマ漫画『社会戯評』などの風刺漫画で知られ、痛烈なアイデアと独特な画風で「戦後の漫画界に新風を巻き起こした」と評される。
漫画家の横山隆一は実兄。
経歴・人物=
高知県高知市出身。
旧制高知商業学校在学中の1931年(昭和6年)、既にプロ漫画家として活動していた兄の隆一を頼って上京。
京華商業学校に転じる。
その後、油彩画家を目指し、川端画学校で3年間洋画を学ぶ(ただし本人は自伝漫画において、隆一に反対されて入学を断念し、通学自体しなかった旨の場面を描いている)。
1937年(昭和12年)から1941年(昭和16年)にかけて中国へ出征。
陸軍輜重兵として漢口攻略戦に参戦した。
除隊後、帝国美術学校(武蔵野美術大学の前身)に入学し、1944年(昭和19年)まで通うも、「軍事教練ばかりで学校がいやにな」り、中退。
白木屋宣伝部に勤務し、ポスターの製作に従事。
この間、雑誌『大阪パック』に投稿した漫画作品が一等に入選した。
兄の隆一が「画家志望なら漫画などを描くな」と怒り、それ以降は投稿をやめた。
再度の応召で高知県の海岸警備をつとめ、終戦をむかえる。
腎臓病を患っていた兄を手伝ううちに、自分もふ ……
横山泰三さんが亡くなってから、17年と165日が経ちました。(6374日)