宮崎静夫 氏(みやざきしずお)
洋画家、作家[日本]
2015年 4月12日 死去胃がん享年89歳
宮崎 静夫(みやざき しずお、1927年 - 2015年4月12日)は、日本の洋画家、作家。
シベリアに抑留された体験を元にした作品などを描く。
来歴=
1927年(昭和2年)、熊本県阿蘇郡小国町に生まれる。
1942年(昭和17年)下城尋常高等小学校を卒業した15歳の時、満蒙開拓青少年義勇軍に志願し満州に渡る。
1945年(昭和20年)、シベリアに抑留され 4年間俘虜として過ごす。
1949年(昭和24年)、帰国。
1957年(昭和32年)、熊本市の海老原美術研究所に入所し、海老原喜之助に師事する。
1961年(昭和36年)、「ドラム缶のシリーズ」で、シェル美術賞佳作、熊日賞などを受賞する。
1968年(昭和43年)より約1年間渡欧し遊学。
1970年(昭和45年)より、戦争体験をもとにした「死者のために」シリーズを描き始める。
1998年(平成10年)、熊本県立美術館分館と島田美術館で回顧展を開催。
2008年(平成20年)、熊本県芸術功労者として顕彰。
2010年(平成22年)、第69回「西日本文化賞」を受賞する。
作品は、熊本県立美術館、熊本市現代美術館、島田美術館、つなぎ美術館などに収蔵されている。
2015年(平成27年)4月12日、胃癌のため死去。
87歳没。
主な著書=
『宮崎静夫作品集』1998年、石風社
『絵を描く俘虜』1999年、石風社
『十五歳の義勇軍―満州・シベリアの七年』2010年、石風社
『軌跡―生きて描く八十年』2013年、熊本日日新聞社
出典=
^ a b c 宮崎静夫著 『絵を描く俘虜』 石風社、1999年、265 ……
宮崎静夫さんが亡くなってから、9年と224日が経ちました。(3511日)