長谷川濬(はせがわしゅん)
ロシア文学者、詩人[日本]
1973年 12月16日 死去享年68歳
長谷川 濬(はせがわ しゅん、1906年7月4日 - 1973年12月16日)は、日本の詩人・作家・ロシア文学者。
生涯=
父・清(後に淑夫に改名)と母・ユキの三男として函館に生まれる。
1925年函館中学を卒業すると、兄海太郎の勧めもあって4年の間漁船に乗った。
その後大阪外国語学校露語科を卒業し満州国に渡る。
官吏を経て1932年、満洲映画協会に入った。
この頃ニコライ・バイコフの「偉大なる王」を翻訳。
終戦時に満州映画協会理事長の甘粕正彦の自殺場面を目撃した。
戦後は通訳などの仕事をしながら同人誌に創作・詩・エッセイなどを投稿した。
晩年は、神彰などともにドン・コサック合唱団を招いた。
家族=
長兄 - 作家の長谷川海太郎(筆名牧逸馬=林不忘=谷譲次)
次兄 - 画家の長谷川潾二郎
末弟 - 作家の長谷川四郎
関連書籍=
川崎賢子『彼等の昭和 長谷川海太郎・潾二郎・濬・四郎』(白水社、1994年)
大島幹雄『満州浪漫 長谷川濬が見た夢』(藤原書店、2012年)
長谷川濬が亡くなってから、50年と340日が経過しました。(18603日)