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大津栄一郎 氏(おおつえいいちろう)

明治学院大学名誉教授・英語英文学[日本]

2013年 1月17日 死去心不全享年83歳

大津 栄一郎(おおつ えいいちろう、1931年2月18日 - 2013年1月17日)は、アメリカ文学者、翻訳家。
明治学院大学名誉教授であった。
経歴= 長崎県島原市生まれ。
東京大学教養学部卒、同英文科大学院修了、東海大学助教授、明治学院大学教授を務め、ウラジーミル・ナボコフ、ヘンリー・ジェイムズなどを翻訳、研究した。
晩年になって日本語に関心を深め『古事記』の現代語訳を刊行した。
ナボコフの『賜物』の翻訳については翻訳家の若島正から『翻訳の世界』誌の「改訳したい小説ベスト10」で多数の誤訳を指摘されたため、「若島正氏に反論する」を同誌に寄稿し反駁した。
これに対する若島正の反論は『乱視読者の冒険 - 奇妙キテレツ現代文学ランドク講座』におさめられている。
著書= 『英語の感覚』(岩波新書) 1993 『日本語誕生論』(きんのくわがた社) 2000 『コミュニケーションのための英会話作法』(岩波アクティブ新書) 2002 翻訳= 『咲けよ、美しきばら』(H・E・ベイツ、音羽書房) 1967 『賜物』(ウラジーミル・ナボコフ、白水社、新しい世界の文学) 1967、のち福武文庫 『絶望』(ウラジーミル・ナボコフ、白水社、新しい世界の文学) 1969 『氷結の国』(ギルバート・フェルプス、筑摩書房、世界ロマン文庫)1970 『恐怖城の秘密』(ロバート・アーサー、日本パブリッシング、ヒッチコックと少年探偵トリオミステリーシリーズ) 1971 『父たち』(ハーバート・ゴールド、白水社 ……

大津栄一郎さんが亡くなってから、11年と308日が経ちました。(4326日)