加藤宏暉 氏(かとうこうき)
岩手県大槌町町長[日本]
(東日本大震災で津波に流される)
2011年 3月11日 死去津波享年70歳
加藤 宏暉(かとう こうき、1942年2月21日 - 2011年3月11日)は、日本の政治家。
2007年から岩手県上閉伊郡大槌町長を務めたが、職務中に東日本大震災に遭い、津波に流され逝去した。
経歴=
大槌町出身。
岩手県立大槌高等学校卒業。
1961年(昭和36年)に同町職員として町役場に入庁した。
議会事務局長、総務課長を経て1999年(平成11年)からは助役を1期4年務めた。
2007年(平成19年)4月の大槌町長選挙で現職の山崎三雄を破って初当選し、5月8日に町長に就任した。
2011年(平成23年)4月に行われる予定であった次期町長選を目前にして、出馬の意向を固め2期目再選を目指していた。
2011年(平成23年)3月11日に東北地方太平洋沖地震(東日本大震災)が発生した際、町職員らと役場前で対策会議を行っていた最中に襲来した津波に流され、多くの職員と共に行方不明となった。
その8日後の3月19日に遺体で見つかり、死亡が確認された。
69歳没。
死後の大槌町政=
津波で役場が全壊した上、町長と課長クラスを含む職員多数(当時の町職員136人のうち32人)が死亡・行方不明になったことで、大槌町の行政機能は麻痺状態となった。
町長が不在になったため、副町長の東梅政昭が職務代理者となった。
東梅は加藤の町職員時代の後輩で、定年退職後に加藤の求めに応じて副町長に就任していた。
副町長の指名権を持つ町長が空席のため再任はできず、新たな副町長の選任もできないため、東梅は2 ……
加藤宏暉さんが亡くなってから、13年と256日が経ちました。(5004日)