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鴨下信一 氏(かもしたしんいち)

演出家、テレビプロデューサー[日本]

2021年 2月10日 死去肺炎享年87歳

鴨下 信一(かもした しんいち、1935年(昭和10年)3月17日 - 2021年(令和3年)2月10日)は、日本のテレビプロデューサー、演出家、実業家、エッセイスト。
TBSテレビ相談役。
東京府東京市下谷区(現・東京都台東区)竹町出身。
来歴・人物= 開成学園を経て、1958年に東京大学文学部美学科卒業。
在学中は倉本聰らとギリシャ悲劇研究会で活動した。
大学卒業後、ラジオ東京へ入社。
音楽番組を担当した後、幸せそうな中流家庭の崩壊を描いた『岸辺のアルバム』や、若者群像劇の先駆けとなった『ふぞろいの林檎たち』でテレビドラマ界を代表する演出家となった。
『ふぞろいの林檎たち』に出演した柳沢慎吾は鴨下の演出に鍛えられたと語っている。
同時期のTBSからは、多くの名物演出家が誕生し、その中で飯島敏宏、実相寺昭雄、久世光彦は早くに独立した。
一方、TBS内で管理職として定年まで務めたのち演出家として活躍したのが、大山勝美、堀川とんこうである。
鴨下もその1人であるが先述5人と異なるのは、劇場映画を監督していないことである。
鴨下は、1993年に制作局長、1995年に常務になるが、翌年にTBSビデオ問題に絡み取締役に降格。
1997年再び常務に昇格した。
2001年に上席執行役員、2003年に社長室顧問、のちTBSテレビ相談役。
文学通・戦後の庶民史に精通した文筆家としても知られ、『忘れられた名文たち』など日本語の文章に関する著作があり、舞台演出にも取り組ん ……

鴨下信一さんが亡くなってから、3年と284日が経ちました。(1380日)