坪川孝志 氏(つぼかわたかし)
脳神経外科医[日本]
2010年 8月25日 死去悪性リンパ腫享年81歳
坪川 孝志(つぼかわ たかし、1930年3月4日 - 2010年8月26日)は、日本の脳神経外科医。
日本大学医学部教授を歴任。
略歴=
1954年3月、日本大学医学部を首席で卒業する。
卒業後より、金沢大学にて研究活動を進める。
1960年、金沢大学より医学博士の学位を取得する。
1962年、アメリカ合衆国のイェール大学に留学し、視床下部に関する神経生理学的研究を行う。
1965年、金沢大学の助手となる。
1967年、エモリー大学の解剖および脳神経外科のスタッフとなり、大脳基底核や黒質そして視床下核の神経生理学的研究を行う。
その後、帰国し、日本大学医学部脳神経外科の専門講師および助教授となる。
1982年、日本大学医学部脳神経外科の主任教授となる。
1995年3月に、日本大学を退任する。
2009年5月25日、カナダのトロントで行われた世界定位機能神経外科学会で、大脳皮質運動野刺激法の開発という功績を評価され、スピーゲルワイス賞を受賞する。
過去14人の受賞者が出ているが、日本人では、坪川孝志を含め、3人である。
2010年8月26日、悪性リンパ腫のため死去。
80歳没。
業績=
坪川式定位脳手術装置の開発
1960年代に、坪川式の定位脳手術装置を開発する。
脳深部刺激療法の応用
1979年に、難治性疼痛患者に実践する。
後に、遷延性意識障害の患者に、応用されることとなる。
大脳皮質運動野刺激法の開発
難治性の脳卒中後疼痛を患っている患者への治療法として、1990年代 ……
坪川孝志さんが亡くなってから、14年と88日が経ちました。(5202日)