青木新門 氏(あおきしんもん)
作家[日本]
2022年 8月6日 死去肺がん享年86歳
青木 新門(あおき しんもん、1937年4月11日 - 2022年8月6日)は、日本の作家、詩人。
富山県下新川郡入善町出身。
日本文藝家協会会員。
経歴=
1937年4月11日、富山県に生まれる。
少年時代は旧満州で過ごす。
早稲田大学中退後、富山駅前で飲食店(スカラベ)を経営するかたわら文学を志す。
吉村昭の推挙で『文学者』に短編小説『柿の炎』が載るものの、経営する店が倒産する。
1973年、冠婚葬祭会社(現オークス/当時の社長は奥野博)に入社(専務取締役を経て、2012年現在は非常勤顧問)、納棺専従社員(納棺夫)となる。
1993年、葬式の現場の体験を『納棺夫日記』として地元出版社の桂書房から出版しベストセラーとなる。
1996年、本木雅弘が『納棺夫日記』を読んで感銘を受け、青木の自宅や会社を訪問し、一旦は本木を主演とすることを条件に映画化を許可するものの、映画の脚本の結末が小説と異なることと富山をロケ地にしないことを理由に、映画の原作とすることを拒否する。
映画『おくりびと』は、青木の意向により『納棺夫日記』を原作として製作していない(詳細は、おくりびと#概要を参照)。
亡くなるまでは、主に著述と講演活動をしていた。
2022年8月6日、肺癌のため死去。
納棺夫=
今日、職業としては一般に、男女とも納棺師と呼ばれる場合が多い。
差別
死にたずさわる仕事に就いたため、叔父から差別的発言を受け、また「親族の恥」とも罵られて、親族 ……
青木新門さんが亡くなってから、2年と107日が経ちました。(838日)