遠藤滋 氏(えんどうしげる)
歌人[日本]
2022年 5月20日 死去享年76歳
1947年5月、静岡県に生まれる。仮死状態で生まれ、1才の頃、脳性マヒと診断される。1954年、東京都・世田谷区の都立光明養護学校入学、1974年、立教大学文学部日本文学科卒業。母校である東京都立光明養護学校に国語教員として赴任。1980年、世田谷区に対して「身体障害者介護人派遣制度の改善を求める会」を組織、介助の公的な保障を求める運動を始める。1982年『苦海をいかでか渡るべき都立光明養護学校での六年間』(芝本博志との共編、社会評論社)出版、1985年、東京都障害児学校解放教育研究会・障害者の自主出版を応援する会より『だから人間なんだ』(白砂巌との共編)を出版、「ケア生活クラブ」発足。1989年、頸椎症の悪化により退職。1991年、寝たきりの状態となる。「遠藤滋&介助者グループ(えんとこ)」の場で介助者のネットワークを組織、ひとりぐらしを始める。1999年『えんとこ』(伊勢真一監督)上映、2002年より短歌をはじめ2003年、歌誌『あけび』に入会。
遠藤滋さんが亡くなってから、2年と185日が経ちました。(916日)