マリア・ユーイング 氏Maria Ewing
オペラ歌手[アメリカ]
2022年 1月9日 死去享年73歳
マリア・ユーイング(Maria Louise Ewing、1950年3月27日 - 2022年1月9日)は、アメリカ合衆国出身のオペラ歌手。
ソプラノとメゾソプラノいずれの役もこなし、歌唱と合わせてその演技にも定評があった。
生涯とキャリア=
アメリカ合衆国ミシガン州デトロイトで4人兄弟の末子として生まれる。
母親のヘルミナ(旧姓フェラール)はオランダ人、父親のノーマン・I・ユーイングはスー族のネイティブ・アメリカン、スコットランド人及びアフリカ系アメリカ人の家系であった。
オハイオ州クリーブランドとニューヨークで学ぶ。
1976年、メトロポリタン・オペラにおいてモーツァルトの『フィガロの結婚』でデビュー。
ヨーロッパでの初舞台はスカラ座のドビュッシー作曲『ペレアスとメリザンド』のメリザンド役だった。
『カルメン』、モーツァルト作『コジ・ファン・トゥッテ』のドラベッラ、『サロメ』、アルバン・ベルク作『ヴォツェック』のマリー、『ムツェンスク郡のマクベス夫人』などをレパートリーとする。
特によく知られているのが、リヒャルト・シュトラウス作『サロメ』のタイトルロールにおけるデリケートな解釈である。
オスカー・ワイルドによるオリジナルの戯曲の演出では、「7つのヴェールの踊り」のラストで、サロメはヘロデ王の足元に裸で横たわるとされている。
当時多くの歌手がボディストッキングを着用していたが、ユーイングは実際に全裸となってこの場面の ……
マリア・ユーイングさんが亡くなってから、2年と316日が経ちました。(1047日)