ミハイ・チクセントミハイ 氏Mihaly Csikszentmihalyi
心理学者[ハンガリー→アメリカ]
2021年 10月20日 死去享年88歳
ミハイ・チクセントミハイ(Mihaly Csikszentmihalyi、1934年9月29日 - 2021年10月20日)は、ハンガリー出身の心理学者。
「幸福」、「創造性」、「主観的な幸福状態」、「楽しみ」の研究(いわゆるポジティブ心理学)を行った。
フローの概念を提唱したことで知られる。
全米教育アカデミー、全米レジャー科学アカデミー会員。
『エンサイクロペディア・ブリタニカ』の編集顧問の一人。
生涯=
1934年にイタリア王国領のフィウメ(現クロアチアのリエカ)で生まれる。
父親がハンガリーの外交官を務めていたためであるが、ハンガリーの占領を機に亡命する。
10代の頃、カール・グスタフ・ユングの講演会を見て心理学を志す。
1956年、アメリカ合衆国に渡る。
1959年にシカゴ大学を卒業し、学生中に1965年に博士号を取得、作家イザベラ・セレンガと結婚し、1968年にアメリカ市民権を取得している。
1970年よりシカゴ大学心理学科教授、教育学科教授となる。
1970年代よりフローが提唱され、1990年の著書『フロー体験:喜びの現象学』によってまとまったものとなった。
このフローの概念は、ポジティブ心理学の主要な部分を占めるようになった。
2000年からカリフォルニア州クレアモント大学院大学教授に就任。
2021年10月20日、カリフォルニア州クレアモントで死去。
87歳没。
著書と邦訳版=
Beyond Boredom and Anxiety : Experiencing Flow in Work and Play (1975)
『楽しむということ』今村浩明訳、思索社 ……
ミハイ・チクセントミハイさんが亡くなってから、3年と32日が経ちました。(1128日)