福士りつ 氏(ふくしりつ)
津軽民謡歌手[日本]
2021年 6月29日 死去享年92歳
福士 りつ(ふくし りつ、1930年 - 2021年6月29日)は、青森県西津軽郡鰺ヶ沢町出身の津軽民謡歌手。
本名は山田 リツ(やまだ リツ)。
経歴・活動=
1947年、津軽民謡の大御所原田栄次郎に入門。
1953年の県民謡大会で一位となり、1958年の県民謡玉座決定戦で五代目玉座を獲得。
1964年、津軽三味線奏者山田千里と結婚。
同年山田が青森県弘前市大町一丁目に創業したライブハウス「山唄」を夫婦で経営。
「山唄」を拠点に夫婦で演奏活動していた。
夫婦で津軽三味線・津軽民謡の名手と謳われ、「山唄」経営の傍ら国内外で多数公演した。
1988年、夫婦で津軽三味線と津軽民謡の隆盛に貢献した功績により、青森県西津軽郡鰺ヶ沢町田中町の「はまなす公園」に「山田千里・福士りつ顕彰碑」が建立された。
1990年にはNHK紅白歌合戦に出場。
山田も出演し伴奏を行った。
この出場により、当時の紅白初出場最年長記録となった(ただし、現在は最年長ではない)。
2004年に津軽民謡集のCDを発売した。
同年4月に死去した山田の伴奏による作品。
約30年前にレコードとして出した二人の演奏をCD化したものである。
山田没後はライブハウス「山唄」の経営を引き継ぎ、他の演奏仲間や山田の内弟子らとともに活動を続けていたが、2014年頃に体調を崩した。
ライブハウス「山唄」はその後しばらくは首都圏で生活する長男が経営していたが、2016年4月に閉店した。
2021年6月29日、閉塞性胆管炎 ……
福士りつさんが亡くなってから、3年と145日が経ちました。(1241日)