アリシア・アロンソ 氏Alicia Alonso
バレリーナ、振付師[キューバ]
2019年 10月17日 死去享年100歳
アリシア・アロンソ (Alicia Alonso、本名:Alicia Ernestina de la Caridad del Cobre Martínez y del Hoyo, 1920年12月21日 - 2019年10月17日) は、キューバのバレエダンサー・振付家。
夫のフェルナンド・アロンソもバレエダンサーだが、後に離婚している。
経歴=
キューバの首都、ハバナの裕福な軍人の家庭に生まれる。
幼少時にスペインでダンスを習ったのち、9歳でバレエを始めた。
1937年にニューヨークへ移り、アメリカ・バレエ学校で学んだのち、渡英してロンドンでヴェラ・ヴォルコワに師事。
18歳でリンカーン・カースティンが率いるバレエ・キャラバンに参加し、その後1940年から1959年にかけてABTで活躍した。
柔らかな動きと完璧なテクニックで古典もコンテンポラリーも自在に踊りこなし、ジョージ・バランシン 『テーマとバリエーション』、B・ニジンスカ 『シューマン協奏曲』 などの初演を踊ったほか、ジゼルとカルメン役では最高の評価を得る。
19歳の頃から網膜剥離を患い、手術を繰り返しながら失明に近い状態で踊り続けてきたことは知られている。
一時休業中の1948年、帰国してA・アロンソ・バレエ団を設立。
これは現在のキューバ国立バレエ団となる。
キューバ内戦中の1957年、西側のダンサーとして初めてソ連に招かれて客演し、1960年には自らのバレエ団を率いて訪ソ公演を行った。
1950年代からは振付も手掛け、『交響曲の試み』(Ensayo sinfónico, 1950年)、『サーカス』(El circo, 1967年)、 ……
アリシア・アロンソさんが亡くなってから、5年と36日が経ちました。(1862日)