アーマン・フレモン 氏Armand Frémont
地理学者[フランス]
2019年 3月2日 死去享年87歳
アーマン・フレモン(Armand Frémont、1933年1月31日 - 2019年3月2日)は、フランスの地理学者。
ル・アーヴル(セーヌ=マリティーム県)生まれ。
フレモンは、1976年の著書『La région, espace vécu』において「生活空間 (espace vécu)」の概念を最初に提起したことで知られる。
これによってフレモンは、認知と表象の地理学を発展させた中心人物のひとりとなった。
フレモンの言う「生活空間」概念は、適正な空間としての領域の概念に通じるものであった。
フレモンはまた、ノルマンディーに関する数多くの地誌も著した。
経歴=
フレモンは、ル・アーヴルの学校から、カーンのリセ・マレーブ (Lycée Malherbe)、リヨンのサン=クロード高等師範学校 (l'École normale supérieure de Saint-Cloud:リヨン高等師範学校の前身のひとつ) に学んで地理学を専攻し、文学・人間科学の学位を得た。
フレモンは、1956年から1958年にかけて、ディジョン(コート=ドール県)のリセ・カルノー (Lycée Carnot)、 1960年から1981年にかけてカーン大学で教鞭を執った。
この間、1968年に博士号を取得した。
1982年から1984年にかけて、フレモンは、フランス国立科学研究センター (CNRS) の人文・社会科学部門の学術ディレクターを務めた。
1975年、当時、大学担当国務長官であったジャン=ピエール・ソワソン (Jean-Pierre Soisson) は、「1968年法の解釈を狭くとることによって」、フレモンのカーン大学学長への選出に反対した。
結局、フレモンは、 ……
アーマン・フレモンさんが亡くなってから、5年と265日が経ちました。(2091日)