猪狩博 氏(いかりひろし)
英文学者、翻訳家[日本]
2008年 10月21日 死去享年83歳
猪狩 博(いかり ひろし、1926年 - 2008年10月21日)は、日本の翻訳家、英文学者。
略歴=
東京出身。
1944年、東京府立第六中学校(現都立新宿高等学校)卒業。
東京外国語大学英語科卒。
高輪高等学校教諭を経て千葉商科大学教授、1997年定年退任、名誉教授。
代々木ゼミナール英語科講師、旺文社大学受験ラジオ講座講師も務めた。
『新クラウン和英辞典』(三省堂)の編者。
人物=
奥田俊介らとともに、アンブローズ・ビアスの翻訳などを発表(奥田とは、千葉商科大学・代々木ゼミナール両方での同僚)。
J・D・サリンジャーに関する論文もある。
代ゼミ同僚の英語講師、潮田五郎、青木義巳とは、5年違いで全員東京外国語大学の先輩・後輩であったことから、「あいう」のトリオとも言われた(年齢が高い順に猪狩、潮田、青木)。
翻訳=
『幽霊』(奥田俊介, 芹川和之共訳、悠久出版、ビアス選集3) 1968年
『幽霊』(東京美術、ビアス選集3・4) 1970年
『戦争』(奥田俊介, 芹川和之、悠久出版、ビアス選集1) 1969年
『戦争』(東京美術、(ビアス選集1) 1969年、のち新装版 1975年
『悪魔の辞典: 完訳』(倉本護, 奥田俊介、創土社) 1972年、のち角川文庫
『新撰・新訳 悪魔の辞典』(講談社) 2000年
『つかのまの悪夢 ビアス傑作短編集 上』 (芹川和之, 奥田俊介, 倉本護、東京美術) 1989年 ISBN 4808705230
『よみがえる悪夢 ビアス傑作短篇集 下』(芹川和之, 奥田俊介, 大滝伊久男、東京美術) ……
猪狩博さんが亡くなってから、16年と31日が経ちました。(5875日)