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井尻正二 氏(いじりしょうじ)

生物学者[日本]

1999年 12月1日 死去享年87歳

井尻 正二(いじり しょうじ、1913年6月26日 - 1999年12月1日)は、日本の地球科学者・古生物学者・地質学者。
学位は、理学博士(九州大学・論文博士・1949年)。
東京経済大学教授を歴任。
北海道小樽市出身。
略歴= 小樽で倉庫業・海産物商などを営む名家に生まれたが、父が政治に血道を上げて家業に身を入れず没落し、中学校を卒業後に家族で上京。
稲穂尋常高等小学校4年生の時に、大きな塩の結晶を作り、先生に褒められたことをきっかけに理科に興味を持つ。
旧制小樽市中学校(現・小樽市立長橋中学校)卒。
小中学校の同級生に広谷俊二(日本共産党中央委員)がいる。
1933年4月、動物学者で大伯父に当たる東京帝国大学教授・谷津直秀の勧めで東京帝国大学理学部地質学科に進学、古生物・化石研究の道に進む。
東京帝国大学地質学科卒。
国立科学博物館・東京大学地震研究所勤務、地学団体研究会の創設参画。
レッドパージにより国立科学博物館の職を追われ、著述で生計を立てながら研究にたずさわる。
1963年から東京経済大学教授。
1969年に職を辞し、ふたたび著述に専念。
業績= 日本の化石研究の第一人者。
1948年に野尻湖湖畔で、地元の旅館主人により発見されたナウマンゾウの臼歯化石の研究から始まった野尻湖発掘調査を指導し、日本の氷河時代の生物相や自然環境、旧石器時代の人類の生活環境などを解明(野尻湖発掘調査は専門家でない人も参加したいわゆる ……

井尻正二さんが亡くなってから、24年と356日が経ちました。(9122日)

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