アーネスト・メディナ 氏Ernest Medina
陸軍大尉[アメリカ]
(ベトナム戦争で、米部隊を率いて村人を数百人殺害(ソンミ村虐殺事件))
2018年 5月8日 死去享年83歳
アーネスト・ルー・メディナ(Ernest Lou Medina 1936年8月27日 - 2018年5月8日)は、アメリカ合衆国の軍人。
ソンミ村虐殺事件を引き起こしたアメリカ陸軍第23歩兵師団第11軽歩兵旅団第20歩兵連隊第1大隊C中隊の事件当時の中隊長であった。
彼自身も虐殺に関与した容疑で軍法会議に掛けられていたが、1971年に無罪が言い渡された。
最終階級は歩兵大尉。
略歴=
1936年、ニューメキシコ州スプリンガーにてチカーノ(メキシコ系アメリカ人二世)として生まれる。
下士官時代には「タフで腕利きの兵隊」(tough, able soldier)と呼ばれ、その後ジョージア州フォート・ベニングの陸軍士官候補生学校(Officer Candidate School)を200人中第4位の席次で卒業した。
軍法会議=
1970年、ソンミ村虐殺事件におけるメディナの行動に関してウィリアム・レイ・ピアズ中将を代表とする調査委員会が設置された。
調査委員会は次のような報告を行った。
メディナは部下に対して、「ソンミ村の住民にベトコン及びそのシンパが紛れ込んでいるかもしれない」と伝えた。
これが原因となり、彼の部下は集落で武装した戦闘員に遭遇するものと信じこみ、結果として非武装の非戦闘員に対する虐殺が引き起こされた。
彼はソンミ村における不当な作戦行動を計画し、命じ、実行した。
彼の中隊は住居を焼き払い、家畜を殺し、作物及び食料を略奪・破壊し、井戸を埋め、暗黙的にすべての住民の殺傷を命じた。
恐らく彼自身も最大で ……
アーネスト・メディナさんが亡くなってから、6年と197日が経ちました。(2389日)