園田義男 氏(そのだよしお)
柔道家[日本]
(指導者としては谷亮子らを育てる)
2018年 1月29日 死去大動脈瘤破裂享年74歳
園田 義男(そのだ よしお、1945年8月30日 - 2018年1月29日)は、日本の柔道家(講道館9段)。
弟はモントリオール五輪金メダリストの園田勇。
福岡工業大学在学中に全日本学生選手権大会や世界学生選手権大会、ユニバーシアード等で優勝を果たし、社会人になってからはメキシコシティで開催の世界選手権大会で弟の勇とともに兄弟同時優勝を成し遂げた。
引退後は指導者として、福岡工大付属城東高校で谷亮子や日下部基栄等を育てた事でも有名。
のち同校の校長を務めた。
身長167cm。
得意技は大外刈。
経歴=
終戦直後の1945年8月、福岡県山門郡三橋町(現・柳川市)にて5人兄姉(4男1女)の3男として生まれる。
実家は農業・養豚を営む家柄、父親は厳格で典型的な亭主関白であった。
園田は生まれながらに病弱で、終戦の混乱期もあって周囲から「いっその事、(義男を)殺してしまってはどうか」と進言された事もあったという。
幼少時より、農業の肥料にする残飯を近所から収集する作業を手伝っていたが、それでも兄弟の中では一際小柄で、また病弱なのも相変わらずで、見かねた父親からは厳しく叱咤される事もあった。
小学生の頃、風邪をひいて学校を休んでいた時に、弟の勇が同じ布団に潜り込んできて一緒に遊んでいると、これを見つけた父親が激怒し、裸にされて雪の中に放り出された事があったという。
地元の市立三橋中学校に入学すると、柔道をやっていた2つ年上の兄 ……
園田義男さんが亡くなってから、6年と296日が経ちました。(2488日)