田中雅博 氏(たなかまさひろ)
僧侶、医師[日本]
2017年 3月21日 死去膵臓がん享年71歳
田中 雅博(たなか まさひろ、1946年3月 - 2017年3月21日)は、日本の医師、僧侶。
経歴=
栃木県芳賀郡益子町の西明寺で生まれる。
栃木県立真岡高等学校卒業。
父親の勧めで医師を目指し、東京慈恵会医科大学医学部を卒業。
国立がんセンターで研究所室長、病院内科医として勤務。
大正大学に進学し、仏教を7年間学び、西明寺を継いだ。
住職を務めながら、1990年、境内に入院病床を備えた(緩和ケアもおこなう)普門院診療所や介護施設を建てた。
2014年10月、末期の膵臓癌が発見された。
その後肝臓に転移。
30年間「病院にもスピリチュアル・ケアワーカーが必要」と訴え続けた。
死去=
2017年に入って昏睡状態になるなど病状が悪化し、同年3月21日午前7時20分に死去した。
70歳没。
その後、寺の住職は同じく医師である妻の貞雅が引き継いだ。
著書=
『般若心経の秘密』電気情報社、2015年、ISBN 978-4924513082
『進行がんになった医師で僧侶が語る「がんで死ぬのは怖くない」仏教と医療の再結合・スピリチュアルケア』阿吽社、2016年、ISBN 978-4907244255
『いのちの苦しみは消える』小学館、2016年、ISBN 978-4-09-379883-9
『軽やかに余命を生きる』KADOKAWA、2016年、ISBN 978-4041041437
出典=
^ 『現代物故者事典2015~2017』(日外アソシエーツ、2018年)p.363
^ a b 田中雅博師死去 僧侶兼医師、医療と仏教の協力目指す 産経新聞 2017年3月21日付
^ 栃木県教育委員会. “朝日新聞青春スクロール3/14版・政界特集 ……
田中雅博さんが亡くなってから、7年と245日が経ちました。(2802日)