ウィリアム・トレヴァー 氏William Trevor
作家[アイルランド]
2016年 11月20日 死去享年89歳
ウィリアム・トレヴァー(William Trevor, 1928年5月24日 - 2016年11月20日)は、アイルランドのコーク県出身の小説家。
経歴=
1952年からイングランドに移住し、デヴォン州に在住して英語で創作活動を行った。
人物の造形にすぐれ、長篇、短篇ともに名手として高く評価されている。
イギリスとアイルランドの双方を舞台に、カトリックとプロテスタント、独立派と親英派との対立の間で揺れ動くアイルランド人の民族的アイデンティティや葛藤をしばしば描く。
2016年11月20日、デヴォン州の自宅で死去。
88歳没。
主な著作=
長篇=
A Standard of Behaviour (1958年)
The Old Boys (1964年)
Mrs Eckdorf in O'Neill's Hotel (1969年)
Elizabeth Alone (1973年)
The Children of Dynmouth (1976年)
『ディンマスの子供たち』 宮脇孝雄訳、国書刊行会、2023年
Fools of Fortune (1983年)
『フールズ・オブ・フォーチュン』 岩見寿子訳、論創社、1992年
The Silence in the Garden (1983年)
Two Lives (1991年)
『ふたつの人生』 栩木伸明訳、国書刊行会、2017年
Felicia's Journey (1994年)
『フェリシアの旅』 皆川孝子訳、角川書店〈角川文庫〉、2000年
Death in Summer (1998年)
The Story of Lucy Gault (2002年)
Love and Summer (2009年)
『恋と夏』 谷垣暁美訳、国書刊行会、2015年
短篇集=
The Day We Got Drunk on Cake (1967年)
Angels at the Ritz and Other Stories (1975年)
『リッツホテルの天使達』 後恵子訳、ほおずき書籍、1983年
After Rain (1996年)
『アフター・レイン』 安藤啓子・神谷 ……
ウィリアム・トレヴァーさんが亡くなってから、8年と1日が経ちました。(2923日)