西塚泰美 氏(にしづかやすとみ)
生化学者[日本]
2004年 11月4日 死去享年73歳
西塚 泰美(にしづか やすとみ、1932年(昭和7年)7月12日 - 2004年(平成16年)11月4日)は、日本の医学者、生化学者。
神戸大学名誉教授、同学長。
医学博士(京都大学、1963年)。
日本学士院会員。
文化勲章受章者。
兵庫県芦屋市生まれ、愛知県名古屋市育ち。
愛知県立瑞陵高等学校、京都大学医学部卒業。
アルバート・ラスカー医学研究賞や、ガードナー国際賞、ウルフ賞医学部門など世界的に権威ある医学賞を受賞している。
業績=
牛の脳細胞から、タンパク質リン酸化酵素であるプロテインキナーゼCを取り出すことに成功し、その機能を解析した。
これにより、新たな細胞内の情報伝達系が解明され、癌化機構をはじめとする様々な生命調節機構が明らかになった。
この業績は、1991年に米国科学情報研究所 (ISI) 発表の論文引用頻度で7位に挙げられるほど高く評価され、その後の生命科学の進展に多大な影響を与えた。
略歴=
学歴=
1951年3月 - 愛知県立瑞陵高等学校卒業
1957年3月 - 京都大学医学部卒業
1963年3月 - 京都大学大学院医学研究科博士課程修了
職歴=
1962年4月 - 京都大学医学部助手
1964年
4月 - 京都大学医学部助教授
7月 - ロックフェラー大学客員研究員
1968年1月 - 神戸大学医学部教授
1980年11月 -生物科学総合研究機構基礎生物学研究所教授併任(1981年4月まで)
1981年4月 - 岡崎国立共同研究機構基礎生物学研究所教授併任(1985年3月まで)
1984年11月 -ハーバード大学医学部客員教授
1989年4 ……
西塚泰美さんが亡くなってから、20年と17日が経ちました。(7322日)