ギルバート・ホワイトGilbert White
牧師、博物学者[イギリス]
1793年 6月26日 死去享年74歳
ギルバート・ホワイト(Gilbert White, 1720年7月18日 - 1793年6月26日)は、18世紀イギリスの牧師、博物学者。
生涯=
ウェイクス荘(セルボーン)
1720年、ロンドンの南西約80キロに位置するハンプシャーの小村、セルボーンに生まれる。
家庭教師に学んだ後、オックスフォードのオリオル・カレッジに進む。
1746年に執事の命を受け、以後、ハンプシャー(セルボーンも含む)とウィルトシャーで助任司祭を務める。
1758年に父が亡くなると、ホワイトはセルボーンに戻り、ウェイクス荘に定住。
1763年に正式に相続。
1784年に第4代のセルボーン副牧師に任命され、その職を全うした。
生涯、独身を通し、1793年に死去。
セント・メアリー教会にその墓石を訪ねることができる。
生前の姿については、肖像画が残されておらず、姿勢のよいやせ形の風体をしていたとのみ伝えられている。
業績=
セルボーンの博物誌=
ホワイトは、セルボーンで副牧師をつとめる傍らで、少年時代から興味を持っていた博物学の研究にほとんどの時間を費やし、その成果を約20年間にわたり博物学者のトマス・ペナントやデインズ・バリントンに送り続けた。
ペナントらとの親交は、ギルバート・ホワイトの弟ベンジャミンが博物学書の出版を手がけていた関係から始まったものである。
そして、ペナントとバリントンに届けられた書簡をまとめ、1789年にベンジャミンの手によって出版されたのが『セルボーンの博物誌』であ ……
ギルバート・ホワイトが亡くなってから、231年と146日が経過しました。(84519日)