岡枝慎二 氏(おかえだしんじ)
映画字幕翻訳家[日本]
2005年 5月26日 死去享年76歳
岡枝 慎二(おかえだ しんじ、1929年3月31日 - 2005年5月23日)は日本の字幕翻訳家。
東京生まれ。
映画翻訳家協会会員。
人物=
英、独、仏、伊、西、露、スウェーデン語の7か国語に精通し、2,000本以上の映画の字幕翻訳を行った。
簡潔で透明な翻訳を特徴とする。
言葉を分かる人が少なかったヨーロッパ映画の字幕を手がけたことにより、字幕界に入る。
代表作は英語映画では『エイリアン』シリーズ、『ブレードランナー』、『スター・ウォーズ』シリーズ、『ダイ・ハード』シリーズ、『リーサル・ウェポン』シリーズ、『遠すぎた橋』に加え、フランス映画の『エマニエル夫人』シリーズ、ドイツ映画の『アギーレ・神の怒り』、イタリア映画の『揺れる大地』、スペイン映画の『エル・ドラド』、ソ連(ロシア)映画の『惑星ソラリス』、スウェーデン映画の『愛の風景』など。
字幕翻訳家のスタイルを癖のない「水派」と独自色を出そうとする「蜜派」に分類し、自らは「水派」を標榜していた。
そのため台詞として効果的なら決まり文句(クリシエ)の多用も推奨していた。
同じ語尾を繰り返さない、「を止め」(「彼の名を?」など)をできるだけ避ける、などを信条とした。
また、敬語がうまく使えないようでは翻訳はできないとも語っている。
「字幕は翻訳ではない」と主張する清水俊二や戸田奈津子と異なり、「字幕はあくまでも翻訳」だと考えていた。
そのため、多くの翻訳 ……
岡枝慎二さんが亡くなってから、19年と179日が経ちました。(7119日)