鈴木明 氏(すずきあきら)
ノンフィクション作家[日本]
2003年 7月22日 死去虚血性心不全享年79歳
鈴木 明(すずき あきら、1925年10月28日 - 2003年7月22日)は、日本のノンフィクション作家・フリージャーナリスト。
本名は今井 明夫。
略歴=
東京都出身。
立教大学文学部を卒業。
『週刊タイムズ』記者を経て東京放送(TBS)に勤務して編成の仕事をした他、同社が発行していた『調査情報』誌の編集長を務めた。
TBS在職中に執筆した『「南京大虐殺」のまぼろし』が1973年に第4回大宅壮一ノンフィクション賞を受賞。
文庫版と合わせて20万部が売れた。
のちにTBSを退社してフリーの作家となる。
2003年7月22日、虚血性心不全により東京都目黒区の病院で死去。
77歳没。
『「南京大虐殺」のまぼろし』=
日中国交正常化前、1971年8月から12月にかけて朝日新聞紙上で本多勝一による日中戦争の戦争犯罪を中国側から取り上げたルポタージュ『中国の旅』が連載され、当時日本ではあまり知られていなかった南京事件などの過去の戦争犯罪についての報告が行われ、大きな反響を呼んでいた。
鈴木は文藝春秋社『諸君!』1972年4月号で『「南京事件」のまぼろし』と題し、本多の取り上げた南京事件の「百人斬り競争」についての疑問を呈する記事を書いた。
鈴木はその後も文藝春秋社『諸君!』誌上で南京事件について取り上げ、1973年3月文藝春秋社より単行本『「南京事件」のまぼろし』が刊行された。
鈴木はこの著書の中で、日本軍の暴行に関する報告や記事などをまとめた『WHAT WAR MEANS』(戦争と ……
鈴木明さんが亡くなってから、21年と300日が経ちました。(7970日)