堀田善衛 氏(ほったよしえ)
作家[日本]
1998年 9月5日 死去享年81歳
堀田 善衛(ほった よしえ、1918年(大正7年)7月17日 - 1998年(平成10年)9月5日)は、日本の小説家、評論家。
中国国民党宣伝部に徴用された経験をもとにした作品で作家デビューし、1951年に芥川賞受賞。
慶應義塾大学仏文科卒業。
上海で敗戦を迎えた体験から『広場の孤独』(1951年)を発表し、芥川賞受賞。
スペイン内戦から民族問題を考える国際的視野をもつ作家。
代表作に『方丈記私記』(1971年)のほか、『海鳴りの底から』(1960年 - 1961年)など。
来歴・人物=
富山県高岡市出身。
父は富山県会議長の堀田勝文(旧制・野口)、母は大正年間に富山県初の保育所を創設した堀田くに。
実業家の野口遵は従伯父(父の従兄)、内務官僚の野口淳吉は伯父(父の兄)、経済学者で慶應義塾大学名誉教授の堀田一善は甥にあたる。
生家は伏木港の廻船問屋であり、先祖は南北朝時代に後醍醐天皇皇子の宗良親王に随順していた公家の末裔であると、様々な著作で語っている。
伏木港は当時の北前船の日本海航路の重要な地点であったため、国際的な感覚を幼少時から養うことができた。
1936年、旧制石川県立金沢第二中学校(現・石川県立金沢錦丘高等学校)から慶應義塾大学法学部政治学科予科に進学。
1940年、文学部仏文科に移り、卒業。
大学時代は詩を書き、雑誌『批評』で活躍、その方面で知られるようになる。
第二次世界大戦末期の1945年3月に国際文化振興会が中国に置いていた ……
堀田善衛さんが亡くなってから、26年と79日が経ちました。(9576日)