成田三樹夫 氏(なりたみきお)
俳優[日本]
1990年 4月9日 死去胃がん享年56歳
成田 三樹夫(なりた みきお、1935年1月31日 - 1990年4月9日)は、日本の俳優。
愛称はミッキー。
山形県酒田市出身。
戦後日本映画史において、悪役の系列に確実に名を残した俳優であった。
経歴=
父親に手ほどきされた剣道は三段、スポーツは水泳、野球など何でもこなす万能選手だったが、野球の試合中に右眼に打球を受けて網膜剥離になり、失明寸前となって、以降も右眼はほとんど見えなかったという。
山形県立酒田東高等学校に進学後から演劇に興味を持ち始めた。
岸洋子とは中学校から酒田東高を通じて同級生であった。
高校卒業後、東京大学理科一類に入学するが一年で中退し帰郷。
その後、山形大学人文学部英文学科に入学するが二年半で中退。
1959年、一年落第して、俳優座養成所に第12期生として入所。
同期には松山英太郎・山本圭・中村敦夫らがいる。
この時の入所試験では約2000人が応募し、合格者は40人程度だった。
1963年に卒業したが、劇団からのスカウトはなく、やむなく当時東京・京橋にあった大映本社に自ら出向き、大部屋俳優として契約する。
大映を選んだのは、当時市川雷蔵・勝新太郎らのスターが全盛を誇っていた同社で、自分の力を試してみたかったからだという。
1963年映画『高校三年生』に顔出し出演、1964年に映画『殺られる前に殺れ』のギャング役で正式にデビュー、端正な容姿とニヒルな敵役として徐々に売れ出し、1965年の時代劇映画『座頭市 ……
成田三樹夫さんが亡くなってから、34年と228日が経ちました。(12647日)