辻佐保子 氏(つじさほこ)
美術史家[日本]
(名古屋大学名誉教授、作家の故・辻邦生の妻)
2011年 12月24日 死去心筋梗塞享年82歳
辻 佐保子(つじ さほこ、1930年11月21日 - 2011年12月24日)は、日本の美術史家。
名古屋大学教授、お茶の水女子大学教授等を歴任。
来歴・人物=
愛知県生まれ。
旧姓は後藤。
夫は作家辻邦生で、おしどり夫婦として知られた。
1950年、愛知県立女子専門学校英文科卒業。
1953年、東京大学文学部美術史学科卒業。
1957年、東京大学大学院人文科学研究科修士課程(美術史学専攻)修了。
1957年10月-1961年12月まで、フランス政府給費留学生として留学。
パリ大学高等学術研究所に在籍し、A.グラバアル教授に師事した。
1961年10月 パリ大学で博士号取得。
1966年4月-12月まで、フランス政府招聘研究員として渡仏。
1971年11月、名古屋大学文学部助教授。
1977年5月、同上教授。
1982年、『古典世界からキリスト教世界へ』でサントリー学芸賞受賞。
1989年4月、お茶の水女子大学文教育学部教授。
1995年、イタリア政府より国家功労賞カヴァリエーレ・ウフィツィアーレ(上級騎士勲位章)受賞。
1996年3月、同上退官。
名古屋大学、お茶の水女子大学名誉教授。
国立西洋美術館評議員も務めた。
2003年、フランス政府より教育功労章オフィシエを受章。
2004年、『ローマ サンタ・サビーナ教会木彫扉の研究』で地中海学会賞受賞。
2011年12月24日、心筋梗塞のため死去。
享年81。
墓所は多磨霊園
著書=
人間 動物 文様 ロマネスク美術とその周辺 (写真:名取洋之助 慶友社 1963年) ……
辻佐保子さんが亡くなってから、12年と361日が経ちました。(4744日)