松本幸四郎(まつもとこうしろう)
歌舞伎役者・7代目[日本]
1949年 1月28日 死去享年80歳
松本 幸四郎(まつもと こうしろう)は、歌舞伎役者の名跡。
屋号は初代が大和屋、二代目以降が高麗屋。
定紋は四つ花菱(よつ はなびし)、替紋は浮線蝶(ふせ ちょう)。
解説=
七代目は日本舞踊藤間流の藤間勘右衛門も同時に名乗り、また八代目以降は日本舞踊松本流の宗家でもある。
本来は市川團十郎の弟子筋にあたる家だが、二代目松本幸四郎の実の父は二代目市川團十郎であったともいわれ、その縁からか、成田屋に市川團十郎の跡継ぎがいない場合には、常にこの高麗屋から養子が入って市川宗家を継いでいる。
松本幸四郎代々=
初代 松本幸四郎
下総国香取郡の人、1674–1730。
門人から立役に出世。
久松小四郎 → 松本小四郎 → 初代松本幸四郎
二代目 松本幸四郎
初代の養子、1711–78。
実父は芝居茶屋の和泉屋勘十郎、実は二代目市川團十郎の実子とも。
初代松本七蔵 → 二代目松本幸四郎 → 四代目市川團十郎 → 二代目松本幸四郎 → 三代目市川海老蔵
三代目 松本幸四郎
二代目の子、1741–1804。
初代松本幸蔵 → 三代目松本幸四郎 → 五代目市川團十郎 → 市川蝦蔵
四代目 松本幸四郎
京出身、1737–1802。
初代瀬川菊之丞の門人から大看板役者に大成。
瀬川錦吾 → 瀬川錦次 → 市川武十郎 → 初代市川染五郎 → 二代目市川高麗蔵 → 四代目松本幸四郎 → 男女川京十郎
五代目 松本幸四郎
四代目の子、1764–1838。
「鼻高幸四郎」の異名をとり、実悪をやらせたら「三都随一」 ……
松本幸四郎が亡くなってから、75年と298日が経過しました。(27692日)